こんにちは、いいもの道具店の管理人です。
今回は「エポキシレジン」について詳しく解説していきます!
目次
エポキシレジンの特徴
■エポキシレジンとは?
主剤と硬化剤を混ぜると硬化が始まるレジン。
硬化開始が遅く、数時間かけて固まっていきます。
硬化が遅い分、気泡抜けが良く「透明色」が適しています。
気温により硬化速度が違って、冬は完全硬化に3〜4日かかる場合もあります。
■エポキシレジンに向いている制作は?
アクセサリー、透明パーツ、レジン封入向けのレジンです。
■エポキシレジンの欠点は?
硬化まで時間がかかるので、同じ型の量産には不向き。
エポキシレジンの使いやすさの比較
これを買えば大丈夫ってものを挙げています。
人によって使用感に個人差がありますが、参考にしてみてください。
クリスタルレジン / 日新レジン
| 混合比 | 主剤:硬化剤=100:50 |
|---|---|
| 使用可能時間 | 90分 |
| 硬化時間 | 24~36時間 |
エポキシレジンと言ったらコレ!ってくらい有名な初心者におすすめなクリスタルレジン。
粘度があって細かな気泡が抜けないこともあるが、あまり気にならない感じです。
一回の流し込みの厚さが30mm以内にするという注意書きがありますが、これは発熱して危険だからです。
クリスタルレジンNEO / 日新レジン
| 混合比 | 主剤:硬化剤=100:40 |
|---|---|
| 使用可能時間 | 50分 |
| 硬化時間 | 36~48時間 |
クリスタルレジンの改良品であり、高透明度と難変色で長い期間きれいな透明感を保ってくれます。
クリスタルレジンより値段が高いですが、比べると透明感が結構違います。
混合比が少しややこしいのが難点。
プロクリスタル880 / テムコファイン
| 混合比 | 主剤:硬化剤=100:50 |
|---|---|
| 使用可能時間 | 100分 |
| 硬化時間 | 24時間 |
東急ハンズに売っている管理人が愛用しているエポキシレジンです。
クリスタルレジン2と同じく高透明度と難変色で、気泡抜けも良いです。
クリスタルレジンのように一回の流し込み厚さ30mmまでの縛りがなく、大きいものも一度の流し込み可能で作りやすいです。
容器が瓶なのも使いやすくて良い点です。
デブコンET高透明 / ITW
| 混合比 | 主剤:硬化剤=100:50 |
|---|---|
| 使用可能時間 | 2時間 |
| 硬化時間 | 12時間 |
使用可能時間・硬化時間がとても使い勝手が良いです。
個人的には水に近い粘度感です。
有機溶剤系の臭いがするので換気はしておきましょう。
エポキシレジンのまとめ
エポキシレジンはウレタンレジンと違って刺激臭が少ないので部屋の中でも使いやすいです。
中でもプロクリスタル880は完全無臭くらいの臭いの無さです。
エポキシレジンは混合比が違うので、デジタルスケールは必須です。
目分量で配合すると硬化不良をしていつまでも固まらない場合があるので注意です。
顔料やインクを使って綺麗な「色付き透明パーツ」を作ることもできます。
色付けは別ページで解説をしていきますので、見てみてくださいね。
この章のトップページはこちら↓
【「レジン」の特徴と種類について】
【「フィギュア制作」初心者向け素材まとめ】




















