こんにちは、いいもの道具店の管理人です。
今回は「エポキシパテ」について詳しく解説していきます!

目次
エポキシパテの特徴
■エポキシパテとは?
主剤と硬化剤の2剤を混ぜ合わせて使う粘土みたいなパテ。
硬化の遅さや粘土質から、フィギュア制作で使われています。
■エポキシパテに向いている制作は?
ポリパテは硬化剤と混ぜ合わせてもすぐに硬化しないので、粘土みたいに造形するのに向いています。
パーツに盛り付けてテクスチャーを付けるのにも適しています。
硬化後は強度があるので、薄いパーツ(髪や洋服など)を作るのに最適です。
■エポキシパテの欠点は?
造形中はベタつきがあるので、石粉粘土みたいな造形しやすさはありません。
硬化後はかなり硬く、カッターなどで切削するのは向いていません。
エポキシパテの使いやすさの比較
模型店や大型家電量販店などで手に入りやすいエポキシパテを挙げています。
人によって使用感に個人差がありますが、参考にしてみてください。
エポキシ造形パテ(速硬化タイプ) / タミヤ
完全硬化時間 | 6時間 |
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やっぱりタミヤ製は使いやすい。
混ぜ合わせ直後は結構やわらかく、だんだんと弾力が出てきます。
完全硬化も6時間と短いので、硬化に合わせて造形をしていく感じになります。
キメが細かいので、小さいパーツや滑らかな表情が作りやすい。
硬化後は結構硬いので固まる前に造形は終わらせよう。
エポキシ造形パテ(高密度タイプ) / タミヤ
完全硬化時間 | 12時間 |
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こちらは硬化時間にかなり余裕があります。
硬化前に造形を完璧にして、硬化後は紙ヤスリで少し整えるだけという使い方が良いです。
キメの細かさが他のエポキシパテより高く、小さいパーツや滑らかな表情を作るのに最適。
エポキシパテ 軽量グレータイプ / ウェーブ
完全硬化時間 | 4~5時間 |
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ウェーブのエポキシパテは軽さがあります。
髪など薄いパーツが重いと制作しづらさが出てしまうので、そんな時にこの軽量タイプのエポパテがおすすめです。
硬化前は2~3時間程で弾力が出てきて、切削しやすい硬さになります。
ただし、キメが細かくないのでカッターで切削すると少し毛羽立ちが気になります。
硬化後に紙やすりでしっかり整えてあげましょう。
エポキシパテ 軽量タイプ / ウェーブ
完全硬化時間 | 4~5時間 |
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こちらは同じウェーブの軽量グレータイプの色違いです。
色が違うだけで性質はグレーと同じです。
ベージュ色なので肌パーツに使用すると塗装が楽です。
穴うめ・成形 エポキシパテ 金属用 / セメダイン
完全硬化時間 | 10分 |
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驚きの早さで硬化するエポパテ。
硬化後は強度が高すぎで切削は困難です。
造形も切削も向いていませんが、補修や土台作りに使えるパテです。
エポキシパテのまとめ
エポキシパテでもメーカーによって性質が結構変わってきます。
基本はタミヤ製を使用し、適所で他メーカー製を使用するのが良いでしょう。
「硬化前に造形をする → 弾力が出てきたら切削する → 硬化後はヤスリで整える」という流れを念頭に置いてエポパテを使ってみてくださいね!
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【「パテ」の特徴と種類について】
【「フィギュア制作」初心者向け素材まとめ】